広陵町町民憲章

多くの自治体には「町(市)民憲章」というものがあります。そのまちがどのようにあるべきか、という原則を謳ったものです。

恥ずかしながら、最近まで「広陵町町民憲章」に目を通したことがありませんでした(もしかしたら小学校のときとかに見ていたかもしれません)。応援してくださっている方から紹介していただいてはじめて読みました。

以下、広陵町町民憲章の全文です。

わたしたちは、緑の自然と古い歴史に育まれ、豊かな未来の創造をめざす広陵の町民です。

○ 広陵町民は、心のふれあいをたいせつにします。

○ 広陵町民は、美しい自然をたいせつにします。

○ 広陵町民は、歴史と文化をたいせつにします。

○ 広陵町民は、老人を敬い、子どもの未来をたいせつにします。

○ 広陵町民は、健康と働くことをたいせつにします。

広陵町町民憲章は昭和52年(1977年)に施行されました。制定から40年経っていますが、広陵町のあるべき姿がよく表わされてると思います。

自然歴史人生の先輩方を大事にし、そして、未来(子ども)を創る・育てていく、ということが謳われています。

ちなみに、隣の香芝市の市民憲章は以下のようになっています。

香芝市は、悠久のシンボルである二上山の恵みを受けた豊かな生活と歴史をもち、明るい未来社会にむかって歩みつづけているまちです。
わたしたち香芝市民は、生きる喜びとやすらぎのあるまちづくりをめざして、ここに市民憲章を定めます。

一、自然を大切にし、美しいまちをつくります。
一、であいを大切にし、共に生きるまちをつくります。
一、いのちを大切にし、住みよいまちをつくります。
一、伝統を生かし、新しい文化の香るまちをつくります。
一、元気な「ひと」を育て、希望あふれるまちをつくります。

五位堂駅を中心に8つの駅があり、住宅地としての側面が強い香芝市では「人」に焦点が当たった市民憲章になっていると感じます。

社会の大きな流れに合わせて変化していくことももちろん重要ですが、その町の根源的な価値がどこにあるのか、しっかりと認識した上で、変えるべき部分を変えていくことが必要なのだと感じました。

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