【広陵町議会】2020年度6月定例会一般質問④

広陵町議会、2020年度6月定例会のちぎた慎也の一般質問の4問目「「くつしたの町」の危機。GCFの活用などで「靴下」を売る工夫を」のやりとりです。

凡例
ち…千北
町…町長
政…まちづくり政策監
教…教育長
局…教育委員会事務局長
次…事業部次長

質問事項

「くつしたの町」の危機。GCFの活用などで「靴下」を売る工夫を。

第1回目のやりとり

質問事項

  • 先般行われました町内の靴下事業者が作成したマスクを配布する取り組みに関しまして、靴下産業全体への効果がどのようだったか
  • ガバメントクラウドファンディング(GCF)を活用した町を挙げた産業支援につきまして。

質問の背景

ポイント
  • マスクを配布するだけでは、靴下産業全体への支援にはならないのではないか
  • 靴下産業全体を支援する取り組みを早急に実施しなければ、「くつしたの町」としてのアイデンティティが失われかねないのではないか
  • 靴下産業含め、小売り需要の激減により打撃を受けている事業者を支援するために、ガバメントクラウドファンディング(GCF)が活用できるのではないか
発言内容(千北)

まず、GCFが何かというものですが、こちらはガバメントクラウドファンディングの略でございます。「ガバメントクラウドファンディング」と申し上げますのは、ふるさと納税制度を活用して自治体が抱える問題解決のために行うクラウドファンディングのことを指します。

通常のクラウドファンディングと比べて自治体が運営母体となるために、非常に安心感が高いものとなっております。さらに通常のふるさと納税と比べても、寄付金の使い道が具体化されやすいという特徴がありますので、今この町こういうことで困ってるんです、こんな子達を助けてください、というものに対して、寄付金を日本中から集めることができるような仕組みとなっております。

こういう仕組みですので、共感を呼べるようなストーリーを作ることができれば、多くの寄付を集めることが可能となっております。一つ例を挙げますと、昨年火災にあった沖縄の首里城を再建するためのプロジェクトが作られていたのですが、こちらの首里城再建のためのプロジェクトには約9億5000万の寄付が集まっております。このようにしっかりとストーリーを練っていけば広陵町の靴下産業を復活させるような取り組みを打っていけるんじゃないかというに考えております。

質問の内容に入って参ります。コロナウイルスによる外出自粛等の影響を受けて、様々な産業が大きな大きな打撃を受けておりますが、広陵町の基幹産業である靴下産業も致命的な影響を受けております。そもそも靴下産業と申しますのは、綺麗なピラミッド構造とそれを支える周辺作業によって成り立っております。しっかりと靴下が売れることによって資金が循環するモデルとなっているのです。ですから、小売店への客足が遠のいてしまうと、町内の事業者さんにも大きな打撃があるわけです。

そんな中、町内の事業者さんが作成したマスクを町民のみなさまに配布するという取り組みが本町から出されました。この取り組み自体は町民の皆様や靴下メーカーの皆様に喜ばれるものとなり、靴下の町広陵町として評価すべき施策だったのではないかというふうに考えております。しかしながら、実際に靴下を支えている事業者としては、メーカーの編屋さんだけではなくて、その編屋さんが編んでくださったものを仕上げる、仕上げ屋さんであったりとか、仕上げ屋さんが仕上げたものを二つ一組の靴下にするような内職の方々であったりとか、できた靴下を詰めるようなダンボール屋さんであったりとか、あるいは加工する時のプリント屋さんでやったり、機械のメンテナンスをする電気屋さんであったりなど、様々な事業者さんが靴下という産業ひとつに関わっておられます

靴下そのものが売れないことには、しっかりと事業者さん全体にお金が回らないような仕組みになっているのです。ですから、靴下そのものが売れていない現状ではそれぞれの事業者さんにお金が回らず、廃業の危機に瀕しているような事業者さんも多くおられます。

こらの事業者さんの中では高齢化が進んでおりまして、融資を受ければいいじゃないかと、そんな解決策では解決できない事業者の方々もたくさんいらっしゃいます。ここから10年20年しっかりと返し続けるような自信も保証もない中で、今融資を受けることは難しいというふうにおっしゃってる方もおられます。やはり、他にも小売り需要の激減によって影響を受けているような産業と共に、靴下の売り上げがしっかりと戻っていくような後押しを町として真剣に行っていく必要があるのではないでしょうか。そうでなければ、靴下の街としてのアイデンティティが失われてしまうような事態にもなりかねません。つまりメーカーさんだけ残っていても、下請けになっているような多くの事業者さんがもし廃業してしまったら、広陵町で靴下を作っていくことが難しくなってきてくると、そういう状況にあるというわけでございます。

 

第1回目の答弁(町長)

ポイント
  • マスクの配布だけでは、靴下産業全体への支援として十分でないという認識
  • ガバメントクラウドファンディングを活用して産業支援を進めていく

 

答弁内容

4番目の、ガバメントクラウドファンディングの活用で靴下を売る工夫を、という提案でございます。

まず、マスク配布の取り組みにつきましては、参加している靴下事業者等にとりましては、効果的な支援策になっていると考えておりますが、議員おっしゃるように、本来の靴下を製造する過程での関連産業を含む靴下産業全体の支援策にはなっていないのが現状でございます。

今回の新型コロナウイルス感染拡大防止における影響で、靴下産業だけでなく産業全体の本来の課題である「事業主の高齢化」や「後継者不足」で廃業に拍車がかかることが懸念されることから、今後も振興会議等で有識者や事業者等からご意見をいただきながら政策の検討を進めてまいります。

次にガバメントクラウドファンディングを活用した町を挙げた産業支援でございますが、現在、ふるさと納税の使い道におきましては、住み続けたくなるまちづくり、いきいき健康・福祉のまちづくり、文化の香り高いまちづくり、活力あふれるまちづくり、町長におまかせとなっており、5月からは新型コロナウイルス感染症対策を追加し、寄付者の皆様に選んでいただいております。今後は、議員ご提案のガバメントクラウドファンディングを活用し、産業支援を進めて参ります

 

2回目以降のやりとり

ガバメントクラウドファンディングを活用した産業支援について

ポイント
  • 広陵町を盛り上げていけるようなガバメントクラウドファンディングを対応していく
発言内容

今朝の新聞に「仕事まだ戻らぬ」というタイトルで広陵町の靴下関連事業者さんが紹介されていました。少し読みますね

靴下が特産品の広陵町。メーカーの下請けで、靴下を蒸気でプレスする作業を担当している町工場の男性は「ここまで仕事がないのは初めて」とこぼす。清算した商品を扱う店舗は営業を再開し始めたが、メーカーからの注文は依然として半分以下という。例年ならもうすぐ秋冬物の靴下を生産する時期だが、今年は見通しがたたない。家計が苦しくなった消費者が、価格が安い中国製品に流れてしまう懸念もある。「回復する見込みがあれば、それまで頑張れるんですが。

という風におっしゃってるわけですね。仕事がなくなるもの仕上げ屋さんちょっと遅かったんですね。3月ぐらいから外出自粛の影響で小売りは閉めてましたけれども、やっぱりその影響が次メーカーに来て、その影響が次に下請さんに来るって言うので、ちょっと時差があってですね、なかなか世の中全体が上向いてきたとしても、あまり仕事が戻ってこないという苦しい状況に立たされているんだなあという風に考えております。

そこで、今回ガバメントクラウドファンディングというものをご提案させて頂いてるわけなんですけれども、まずですね本町のふるさと納税の状況に関してはお答えいただきたいなと思っておりまして、昨年及び一昨年度のですねふるさと納税の集めた金額っていうものをちょっとお答えいただいてよろしいですか。

ふるさと納税については、昨年度は3000万程度、それから昨年度については3600万という形で今の推移しております

広陵町のふるさと納税が、やっぱり伸びてるって周りから評価していただいておりまして、その前を調べてみたんですけれども数百万ぐらいで、1000万円いってないくらいだったと思うんですけれども、今伸びてきてるって事は、やっぱりふるさと納税をやって行くためのノウハウが本町にもたまってきているという理解でよろしいでしょうか。

2年前からふるさと納税アドバイザーにお越しいただいて、ふるさと納税の基本的な部分ではなくて、事業者に対してふるさと納税がその販路の一つであるという意識づけをするために、ふるさと納税のアドバイザーが各事業所に回っていただきました

そのおかげで、事業所も色々協力するようになってですね、色々と上がってきたのは皆さんの寄付もありますけれども、事業所がきちっと返礼品を作っていったから上がってるというところもあると思います。

ふるさと納税についてはこれからも、「なりわい」としてやっていこうと思ってるんですけれども、今返礼品っていうのもなかなか開発するというところはちょっと頭を打ちに来ているのかなっていうところも考えておりますので、後は周知、どのようにPRしていくか広陵町の良さをどのように伝えていくかというところも含めてやっていきたいと考えております。

だとすれば、今まさにガバメントクラウドファンディングで、広陵町の靴下事業者さんを助けられるような状況にあると思っていまして、それだけつながりが町内に出てきているなかで、しっかりこの靴下の町というところで100年、200年しっかり商売を続けてきてくださった、そんなまちがなかなか靴下が売れれなくて困ってるんだと、そんな靴下の街をですね、皆さん履いて応援しましょうよ、というような煽りを付けて、しっかりストーリーをつけてガバメントクラウドファンディングをしていただけたのであれば、多くの寄付が集められるんじゃないかというふうに考えております。

それだけ、商品開発ができてるようでしたらの靴下を一本梃にしてですね、大きな金額でクラウドファンディングに寄付を頂いてですね、広陵町全部詰め合わせみたいなセットを作って頂いて、他の事業者さんも支援できるような形も考えてこれるかなと思いますので、そうした期待の意味も込めまして、今の状況も踏まえてですね、このガバメントクラウドファンディングがですね、靴下町広陵町にV字回復のための追い風を送り込む一番いいものじゃないかと思って、ご提案をさせていただきました。

最後にはそれに対する決意を栗山次長から頂いてですね、私の一般質問を終わりとさせていただきたいと思います。

ご提案どうもありがとうございます。実際にマスクを作りまし、各事業所それぞれに作り方、それからあの機械の編立機も違うというところで、一本化できないということもひしひしと実感しております。それに課題もそれぞれ違いまして、自社ブランドを作っているところ、それからOEMで生きているところ、いろいろそれぞれお店の事業者があると思います。その中で、各それぞれの事業者にも仕上げさんや内職さんにどのように仕事を回してるかっていうのを聞いた時に、やはり少なかったりしてるって言う方もおられましたが、少なかったですので、それを含めた靴下の産業全体のですね、支援策を皆さんの共感を持っていただけるようなストーリーにして、ガバメントクラウドファンディングこれから対応していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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