「「広陵いちご」のブランド化戦略について」奈良県広陵町議会2021年3月
広陵町議会、2021年度3月定例会のちぎた慎也の一般質問の1問目「「広陵いちご」のブランド化戦略について」のやりとりです。
凡例
ち…千北
町…町長
次…事業部次長
目次
質問事項
「広陵いちご」のブランド化戦略について。
第1回目のやりとり
質問事項
- 種苗法改正の町内いちご産業への影響は。
- 広陵町産いちごのブランド化戦略はどのように考えているか。
- 今後、広陵町に特化したいちごの品種を開発することも検討しているのか。
質問の背景
ポイント
- 広陵町はいちごの産地復活を目指している
- いちご産業を育てていくためには、広陵町産ということでしっかりとブランド化を行い、他の地域のいちごと差別化をする必要があるのではないか
発言内容(千北)
いちごの産地復活を目指し、農業塾を活用した担い手の育成、特定農業振興ゾーンの設定など、いちご産業の活性化に力を入れていただいております。奈良県では新品種の開発が活発であり、令和2年には奈良10号「奈乃華(なのか)」が販売され、最新の奈良11号も道の駅などで見かけるようになりました。本町においては、2011年に品種登録された「古都華(ことか)」に力を入れている農家さんが多いように感じます。
いちご産業やその周辺産業の発展に大いに期待したいところではございますが、いちご産業を取り巻く環境には課題もあるように感じます。
まず、法制面で見てみますと、昨年種苗法が改正され、2021年の4月から施行されます。改正種苗法では登録品種の苗を農家さんが増やす、いわゆる自家増殖が制限されており、育成者権者からの許諾が必要になります。
次に、産業としての競争力、という観点で見てみますと、野菜や果物は値決めが難しく、他商品と明確に差別化できないと、高単価にはできません。「古都華」はブランドいちごですが、近隣の道の駅などで、町内の販売価格よりも安い金額で販売されている、という事例も実際に見かけます。同じ品種を扱うにしても、「広陵町産」ということで付加価値を感じていただけるような後押しが、町として必要になってくるのではないでしょうか。例えば、御所市の吐田米。こちらは品種としてはヒノヒカリですが、「吐田米」としてうまくブランド化されています。
以上を踏まえて、下記質問いたします。
第1回目の答弁(町長)
ポイント
- 改正種苗法の影響はない。
- 広陵町産のいちごを食べてもらう機会を増やして、品質の高さへの理解を高めていく。
- 広陵町のいちご農家で協力してブランドポリシーを決めていく
- 「なりわい」主催で広陵町のいちごをPRするイベント「ストロベリータウン広陵」を実施する。
答弁内容
議員ご承知のとおり、寺戸地区では、県から特定農業振ゾーンの指定を受けており、いちごの産地復活を目指しております。ゾーンの指定を受けた地域内に町が設置しました農業版コワーキング施設では、農業塾の修了生が、いちご栽培の実践を通して独立経営ができる生産技術や販売ノウハウの習得に取り組んでおります。
一つ目のご質問は、種苗法改正によるいちご農家への影響でございますが、種苗法に基づき品種の登録が行われると、その新品種を育成した者に、知的財産のひとつである「育成者権」が25年~30年の間付与されます。「古都華」「珠姫」「奈乃華」は、登録品種であるため、生産者は、育成権者の奈良県と許諾契約を締結している奈良県農業協同組合から組合員として苗を購入しております。議員ご指摘のように種苗法の改正により農家が苗を「自家増殖」することは規制されましたが、改正後も苗は農協から購入することから影響はないものと考えます。
次に広陵産いちごのブランド戦略でございますが、まずは広陵町がいちごの産地復活を目指しているを広く一般の消費者に周知するとともに、広陵町産のいちごを食べる機会を増やして、品質の高さの認知度を高めることが重要と考えます。この食べる機会をつくるため、広陵町産業総合振興機構「なりわい」の主催により、広陵町で地元の古都華が食べられるイベント「ストロベリータウン広陵」が、4月1日から1か月間開催される予定でございます。
コロナ禍対策として昨年実施した「かぐやチケット販売事業」において、町内の飲食店が結成した「We Are Koryo」の店舗といちご農家7軒の連携によるイベントであり、集客を促進するためのスタンプラリーも行われ、20人の当選者には、今年のクリスマスに、採れたての古都華がプレゼントされると聞いております。
今後、奈良県のブランドである古都華や珠姫を、広陵町産に特化してブランディングを進めるためには、他の地域との差別化を図ることが必要と考えます。そのためには、いちご農家が団結することが重要で、ワークショップ等で意見を共有しながら「ブランドポリシー」を定めて取り組む必要がございます。広陵町産いちごのベースブランドの認知度を高めることにより、付加価値を付けた価格での販売が可能となりますので、ブランド化が実現できるよう町としても支援する必要があると考えており、農業塾やなりわいと連携し進めてまいります。
最後に広陵町に特化したいちごの新品種の開発でございますが、新品種の開発には、優秀な人材と多額の費用が必要になります。奈良県農業研究開発センターが開発に取り組まれておりますので、そちらにお任せし、本町としましては、良質ないちごを生産できる農業者の育成や安心して生産できる環境の整備を進めてまいります。
2回目以降のやりとり
改正種苗法は町内いちご産業に影響はないか
ポイント
- いちごの苗は育成権者の奈良県と許諾契約を結んでいる農協から苗を買っている
- 収穫物を獲らずに、種苗を増やすことは増殖といい、現行種苗法でも規制されている
発言内容
ち)いちごに関してはですね、ご答弁でもいただいておりました通り、ストロベリータウン広陵、ですか、4月から始まるということで、本格的にいちごの町広陵、ということでですね、町外に向けてスタートを切り始めてきたのかなというところでございます。ではそのブランドを育てていく、ブランドで戦えるようにしていく、というようなときにですね、守ることと、責めることの二つが必要になってくるんじゃないかなと思っております。一番初めに質問として挙げさせていただいた種苗法の件に関しては、町内のいちご産業を守る、という面で、関係あるないに拘わらず、押さえておかなければならないのかな、ということで聞かせていただきました。ご回答を見る限りですね、農協から苗を買っていると、そして、買った後に農家さんの方では苗を増やされてない、ということですよね。だから大丈夫だと思うんですけど、その辺ちょっと確認させてください。
次)農家さんの方では、自分の作る分は増やしております。
ち)それは一般的には増殖、というらしくて、自家増殖とはまた別になるそうです。現行の種苗法でも規制されております。そうしたやり方であれば、現状問題ないかと思います。このように、言葉もルールも難しいですよね。現場の農家さん方はあまり法律関係に明るくないかと思いますので、町の方できちんと把握してですね、間違ったことを知らない間にしてて損することがないようにですね、分かりやすく伝えてあげる、とかいう工夫をしていただけたらいいのかなと思っております。基本的にはいちご産業である限りは問題ないのかなと思っております。
広陵いちごのブランド化戦略について
ポイント
- 同じ古都華でも、売られている値段には幅がある
- 広陵町産の古都華は、かぐやちゃんシールを貼って出品しており、他の市町村産の古都華より高くても売れている
- データを使った定量的な差別化手法についても検討していく
- 町長先頭に、トップセールスで広陵ブランドの認知度向上に努める
発言内容
ち)というところで、攻めの方のですね、戦略をちょっとお話させて頂きたいんですけど、まずですね、安く売ってるいちごを見かけたというお話をさせていただきました。広陵町内でちゃんと古都華をパックで買われたことがある方がどれだけいるかわからないですけれども、町内で古都華を買うと安くても700円ぐらいするんですよ。でね、あすかルビーって皆さん一番よく知ってると思うんですけど、あれはもう登録品種じゃないので500円以上で売ってるあすかルビーは見たことがないっていうレベルなんですね。で、古都華は安くても700円ぐらいでですね、クリスマスシーズンとかだと、ちょっとケタが変わるくらいの感じなんですけれども、私が見かけたとある古都華はですね、まあ隣の隣の町の道の駅、で見かけたんですが、1パック400円だったんですよ。古都華がね。ラベルがしてあったら消費者の方から見たら分からないわけですね。700円の古都華と400円の古都華があるみたいな感じです。これだけ価格差がついてるという状況ですね、聞いてどういう風に感じられますか。
次)確かに、各農家さんとお話をしまして、少しでも町内で安く販売している農家がいると、自分の品質が下がるということで、やはりそういうクレームも入ってきます。いかに、どうやって高級料理店で使っていただくか、そういうところの高みを目指して、みなさん古都華のブランディングをされておられます。先日、千北議員が行かれたところとは違う、隣の隣の町の直販所に行きました。そこには広陵町の古都華を出している、ということでありましたので、行かせていただきました。広陵町から出している古都華はかぐやちゃんのシールを貼って出して頂いております。そしたら、朝の10時半頃に行くとですね、かぐやちゃんのシールの貼った古都華がもう一パックしか残っていないんですね。その他の市町村についてはたくさん残っていたということで、やっぱり美味しいということは、皆さん承知いただいてるんだな、という風に感じてもおりますので、そういう広陵町産っていうことが明らかにわかるようにですね、今は売り方をそれぞれ考えてると思いますので、それでブランディングをちょっとはできてるのかなというふうに私は認識しております。以上です。
ち)ありがとうございます。同じいちごでも(シールを貼っているということで)見た目が違っていて、見た目が違うと味も違う、ということが分かっていただける方がいらっしゃるというのは、非常によいことだなと思います。最初の質問でも上げさせていただきましたけれども、御所の吐田米とみなさんおっしゃいますが、ヒノヒカリなんでね。完全に品種が見えないぐらいブランドがちゃんと出てきたらですね、勝負できるような品物になってくるのではないかなと思います。そういう意味でも(広陵町として)面でブランディングを行っていくべきだと思うんですね。使っていただいてた言葉だと、いちごのベースブランドの認知度、というところですか、広陵町産のいちご、っていうところで、いかに勝負をかけていくのか、というところが必要になってくるのではないか、と思います。近所でいうとですね、御所市が、御所ブランド、というものを何年か前から始めていてですね、その御所ブランドの中には何個か品種があるんですけれども、最初は御所ブランド、御所ブランドって、言うだけ言って、なんとか価値を上げていこうとしてたらしくてですね、そういった形で面でのブランド化というのをしていくべきだと思うんですけれども、他との差別化っていうのでですね、名前や見た目、色々あると思うんですけれども、どういった部分で差別化していこうと考えてらっしゃいますか。
次)いちごについても、なかなかこれは難しい問題かと思います。奈良県の古都華というブランドですので、そこでどうやって差別化を図っていくか、というところで、いちごについては、産地復活、ということで、元々産地であって、いったん衰退したところをいちごの産地として復活しよう、という部分ですので、歴史とか、そういう部分での差別化難しいと考えております。今は、とりあえず、広陵町産である、というシールを統一して貼って、という感じでさせていただくことを今は考えております。
ち)ありがとうございます。産地復活、というストーリーは、むしろうまくキャッチコピーを考えれば、活用できると思います。一度断絶してるから、歴史というところで勝負できない、という風には考えずに、ブランドの方向性を検討いただければ、と思います。もう一つですね、調べてみますと、御所も今後やっていこうとされているらしいですが、差別化の方法として、定量的な差別化をする、という方法もあるそうです。ここの土壌はこういう性質だから、他とは違う、といった類のものです。実際は誤差みたいなものかもしれませんが、違う、ということがデータで分かるわけです。例えば、広陵町の古都華は他の古都華より糖度がちょっとだけ高い、とかですね、そうした提供的な価値づけというのも考えられると思います。もう少し進めていくと、プロバイオティクスという考え方もあるようです。土壌を改良していく、そうしたこともしながら、町内で、ブランド、名前、ストーリー以外の部分でも差別化していくってことができると思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。
次)いちごはほとんどが水耕栽培になってまして、土を使ってはやっていません。ただ、塾長にお伺いしますと、肥料とかで甘さも変わるようです。また塾長と色々相談しながら、広陵町だけに出せる味があるのか、というところも検討していきたいと思います。
ち)土にとらわずにですね、先ほど触れたプロバイオティクスとかであればですね、果物が育つ環境に生息する菌をいい感じに整えるという差別化もできると思いますので、ぜひその辺も考えていただいてですね、これは違うものなんですよ、ということが自身を持って言えるようにしていただけたらな、と思います。ただ、そうはいってもですね、今から差別化というものをしていかなければならないので、新しくブランド作って売って行くときには、トップセールスが非常に重要になってくるのではないか、と思っております。広陵靴下に関しても、仮称広陵いちご、広陵野菜に関してもですね、やっぱりしっかりと町長先頭にですね、どこに行くときも持っていく、いろんな人に教えてもらう、っていうところをですね、是非進めていただければ、と思うんですけれども、町長先頭に立ってですね、安部元首相のようにですね、いちごを食べてですね、ジューシーですね、とか言いながら、いちごの宣伝をしていただけたらいいかな、と思うんですけど、その辺どうでしょうか。
町)どうもありがとうございます。私もいちごの産地復活に力を入れてる立場で、美味しいいちごを全国に広めないといけない、という風に思っておりますので、主だった方に試食していただく機会を作らせていただいておりまして、私も出かけるときに必要があれば、持って行って食べてみていただく。今のところ、食べていただいた方からは、まあお世辞も含まれてるかも分かりませんが、本当においしいとおっしゃっていただいて、リピーターで買っていただいてる方もおられますので、そういったことをしっかりPRしていきたいなという風に思います。いろんな面で議員の皆さん方にも応援をして頂いておりますので、一緒になって広陵いちごをPRしていきたいなと思います。もっと、生産量をもっと増やして欲しいという風に思っておりますので、寺戸産地復活とはいえ、本当の肝心要の寺戸の人が作ってない、というところがちょっと寂しいですので、もっと生産者を増やしたいな、という風にも思います。
ち)ありがとうございます。ぜひですね、いろんな方に食べていただいてですね、地元寺戸の方にもいちごを作っていただけるように働きかけていただければと思います。
広陵町における食材の加工環境について
ポイント
- 町内に加工場として使えるような施設はない
- 現状は、いちごの加工を連携協定を結んでいる曽爾村にお願いしている
- 町内での加工場については、場所も含めて民間から提案いただきたい
発言内容
ち)メインのブランドの話から少し話を広げてですね、加工のお話を少しさせいただきたいと思います。いちごを作ってですね、しっかり消費をしていただく、というものやっていたとしても、やっぱり面積に限界がありますので、いちごの量をどんどんどんどん増やし続けるということはできないと思います。ですので、どこかの時点では、6次産業化と言いますか、ある程度加工をした上でですね、いちごをもっと高単価で売れるようなものにしていく、ということが必要になってくるかと思うんですけれども、町内でいちごの加工に使えるような施設とかっていうのはあったりするんでしょうか。
次)今のところは町内ではありません。みなさんは冷凍いちごにして売っておられる、というのが今の現状で、これはあのですね、冷凍いちごの方は曽爾村にも出荷させていただいておりまして、曽爾村の方で、ちょっと加工品として使っていただいている、というのが今の現状でございます。
ち)曽爾村の施設をお借りする、ということでですね、それは連携協定が活きていてですね、非常にいい事例ではないかな、と思います。実際、協定はふるさと納税の返礼品の開発、ということも含まれていたかと思います。ただですね、やはり、近いと言っても曽爾村というのは結構遠いと思うんですね。車で行ってもワンウェイで一時間半ぐらいはかかると思いますし、やっぱり、自分とこでやらないとなると、ある程度加工コストもかかってくるのかな、と思います。ということで、(町の)中で何かしら出来ないかな、と思うんですけど、さわやかホールとか、そういった施設とかで使えるものはないんですかね。
次)そのあたりについては、やはり加工品にして販売するとなると、色々な免許とかもありますので、その部分は民間方に手を挙げていただけるような、そういう仕組み作りも今後は検討したいと考えております。
ち)ありがとうございます。免許等が課題になってくるということであれば、加工を受けたってもいいよ、っていう事業者が出てきたら、使わしてあげられるような施設はあるということでしょうか。
次)場所も含めて民間に手を挙げていただこうかな、と考えております。
ち)ありがとうございます。探していたら見つかるかな、とも思いますので、アンテナを貼っておいていただければいいかな、と思います。私の方でもアイディアがあればお伝えするようにいたします。
町産農作物と事業者のマッチングについて
ポイント
- まだまだ、町産のいちごやその他農作物をどこで買えるか知らない事業者が多い
- 広陵町、なりわいとしては、元気村のマルシェや丘陵公園に出店するなど、知名度向上に努める
- イベントや町産農作物のPRも単に情報を公開するだけではなく、必要な方に届けるような仕組みを作っていく
発言内容
ち)時間が迫ってきましたが、ちょっと聞かせていただきたいのはですね、いちごに限ったことではなくてですね、実際に地産地消という観点からも、生産者さんと事業者さん方をつないでいく、マッチングさせていくっていうことが非常に重要だと思います。施政方針のどこかに、なりわいの事業報告としても書かれていたような気がするんですけれども、まだまだですね、知らないという人が多いんですよ。僕は甘いものが好きなので、いちごの季節になったら、色んなお店のいちごの商品を食べに行くんですけど、どこで買ってるかっていうふうに聞いたらですね、結構ですね、桜井のまほろばキッチンまで行ってます、とかいう方も多くてですね、町産のいちごをここで買えますよ、とお伝えしたら、そうなんですか!みたいなことをおっしゃる方も多くてですね、まだまだ繋げられてない部分もあるかと思うんですけれども、その辺今どういう風な取り組みをされているのかっていうところを教えていただいてよろしいでしょうか。
次)まほろばキッチンの方にも、広陵町のいちごを出させていただいておりまして、みなさんシールを貼って、出していただいております。ただ、どこで買えるのかっていうところをまだPRできていない、というところも一つですし、これから始まります箸尾元気村のマルシェの方でもいちごの販売をさせていただきたいと思いますし、微力ながら私たちの方もですね、馬見丘陵公園のイベントには今年からいちごを売りに行かせて頂いております。南エリアの方の活性化というところで、なりわいと地域振興課が一緒になって、いちごを売ると。そこでいちごが完売したら、次は前の直販所のところにいちご売ってますよ!と、そういうPRの取り組みもさせて頂いております。この場をお借りして、このなりわいの事業、ストロベリータウン広陵の紹介もさせて頂きたいんですけれども、4月1日から30日までの間、一定のメニューの登録をなりわいにする、ということで、今どんどんメニューの登録が開始されてるということです。そのメニューの食べ歩き、ということでさせていただくということですので、PR方法につきましても色々なPR方法を検討しながら進めておりますので、なりわいの事業の方をご覧頂いて、参加していただけたらいいと思います。よろしくお願いいたします。
ち)しっかりばっちりとストロベリータウン広陵の宣伝もしていただいてありがとうございます。私は、その情報を、家が加盟店ということもあり、事前に知っていたのですが、イベントをやるという情報を知らない店舗さんもあってですね、基本的には、町としてのPRの仕方ですと、どこかの場所やイベントに出店する、という感じでですね、そこに来てくれた方々にPRすると、そういう形になるかと思います。ただ、野菜とか果物に関する事業者のマッチング、という話になると、対象が大体限られてくるわけですね。個別に一店舗ずつ回れないような数でもないとは思います。私も実際にストロベリータウン広陵のチラシをいただいたときに、普通はいちごの商品を作らないだろうな、という事業者さん、揚げ物屋さんなんですけど、参加の案内に行かせていただきました。といいますのも、ちょっと前に参加した生駒のイベントでですね、いちごのライスコロッケというものをいただきまして、まあ、いちごがライスコロッケの中に入っているのですが、とても美味しくてですね、これなら揚げ物屋さんでもイベントに参加できるのではないか、と思いまして、ご紹介をさせていただきました。このように相手が限られていることでございます。実際に次長も業務選任理事としてなりわいにも所属されておりますので、そういった方針も含めて広陵町産のいちごをアピールをしていただければ、と思いますが、その辺どうでしょうか。
次)確かに、いちごと言えばフルーツという風にみなさん考えておられると思います。しかし、町内にはいちごを使って酢豚を作っていただいたという経験もございまして、やはり、色んなところにいちごが使えると思いますので、その辺りにつきましては、商工会とも連携を取りながら、一軒一軒PRをできるような仕組みを作って、加盟店増やしていきたいと思います。
ち)ありがとうございます。新しくイベントを立ち上げるということ、新しくブランドを立ち上げる、というときにはですね、構えて待っているだけでは勝手に広がらないわけですので、先ほど、トップセールスというお話もさせていただきましたが、やはり、町長先頭に、ことあるごとに色んなところでお披露目をしていく、そして、直接声をかけることができるところには、足を運んでしっかり声をかけて仲間になってもらう、そういう活動を通してですね、仮称広陵いちご、というブランドの確立、そして、今は靴下の方ででも、広陵くつした、ということで、様々なところでPRの方していただいているかと思います。町長先頭にですね、広陵というブランドを様々なところで広めていただけるように活動していただくことをご期待申し上げまして、私の一般質問とさせていただきます。以上です。ありがとうございました。